表示形式詳細解説:Heat Map(ヒートマップ) #quicksight #14 | Amazon QuickSight Advent Calendar 2016
当エントリは『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』の14本目のエントリです。
昨日の13本目のエントリは『Pie chart(パイチャート・円グラフ)』でした。
『AWS re:Invent 2016』の直前に一般利用可能となったAWSによるBIサービス、Amazon QuickSight。発表されたばかりですが、早速Amazon QuickSightを使い倒すべく色々な切り口でその内容について見て行きたいと思います。
14本目となる当エントリでは、Amazon QuickSightの表示形式のうちの1つ、『Heat Map(ヒートマップ)』の内容について見て行きたいと思います。
Heat Map(ヒートマップ)について
ヒートマップを使うと2つのディメンションが交差するポイントの数値を表示し、値が範囲内にある位置を簡単に区別出来るよう、色分けして表示させる事が出来ます。2つのディメンションの交点の値の数を表示する事も可能です。
ヒートマップ上の各矩形は選択したメジャー項目の交点における指定のメジャーの値を表します。長方形の色は数値が指定範囲内のどこにあるかを示し、暗い色は高い値を、明るい色は低い値を示します。
ヒートマップとピボットテーブルは同様の表形式でデータを表示します。傾向と概要を識別したい場合はヒートマップを使うようにしてください。色を使う事でこれらの情報を見つけやすくなります。列のソート順を変更したり、行や列に集計関数を適用する等してビジュアルのデータを更に分析する場合はピボットテーブルを使うようにしてください。
ヒートマップを作成するには任意のデータタイプの少なくとも2つのフィールドを選択します。選択するとAmazon QuickSightは矩形の値に、交差するY軸のX軸の値の数を設定します。通常、この図を作成する場合は2つのディメンションと(1つの)メジャーを用います。
ヒートマップは行に対して最大50のデータポイント、列に対して最大50のデータポイントを利用可能です。ビジュアルの表示制限を超えてデータを処理する方法の詳細については下記をご参照ください。
ヒートマップのアイコンは以下となります。
Heat Map(ヒートマップ)の機能説明
当該表示形式でサポートされている機能の対応状況は以下の内容となります。
機能 | 利用可否 | 説明 |
---|---|---|
凡例の表示 | Yes | |
タイトルの表示 | Yes | |
軸の範囲を変更 | No | |
色変更 | Yes | |
要素のフォーカスor除外 | Yes (例外あり) |
日付フィールドを行ディメンションとして使用している 場合を除いて、ヒートマップ内の四角形にフォーカスしたり、 除外したりすることができます。 その場合は、矩形にのみフォーカスし、 除外することはできません。 |
ソート | Yes | 列と値に対して選択したフィールドを並べ替えることができます。 |
フィールドの集約 | Yes |
値に対して選択したフィールドに集計を 適用する必要があります。 行または列に対して選択したフィールドに 集計を適用することはできません。 |
ドリルダウンの追加 | Yes | 行と列のフィールド枠に ドリルダウンレベルを追加することができます。 |
Heat Map(ヒートマップ)の作成方法
- 1.[Analysis]ページにてツールバーの[Visualize]を選択。
- 2.アプリケーションバーの[Add]から[Add Visual]を選択。
- 3.[Visual Types]ペインにて[heat map]アイコンを選択。
- 4.[Fields list]ペインにて、使用するフィールドを適切なフィールド枠にドラッグアンドドロップ。通常は、ターゲットフィールドで指定されているように、ディメンションフィールドまたはメジャーフィールドを使用します。メジャー項目としてディメンションフィールドを選択した場合、Count集計関数が自動的に適用され、数値が作成されます。
- ヒートマップを作成するには、ディメンションを行フィールド枠に、もう1つのディメンションを列フィールド枠に、メジャーを値フィールド枠にドラッグします。
- 5.(オプション)1つまたは複数の追加フィールドをX軸またはグループ/色のフィールド枠にドラッグして、ドリルダウンレイヤーを追加します。ドリルダウンの追加の詳細については、下記をご参照ください。
まとめ
という訳で『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』14本目、表示形式『Heat Map(ヒートマップ)』に関するご紹介でした。明日もお楽しみに!